北の大学生

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現役塾講師が語る「成績の伸びやすい子」とは?

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僕は個別指導塾の講師のアルバイトをしています。

僕の働いている個別指導塾は固定で同じ子を持つのではなく、毎回毎回違う子にあたるので僕は本当にいろいろな生徒を見てきました。学年でいえば小2から高3まで、偏差値でいえば26から64まで、本当に様々な生徒がいました。

その中で、僕が思った成績の伸びやすい子というものを語っていきたいと思います。

 

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素直な子・よくしゃべる子程、成績は伸びやすい

僕の経験上、素直な子やよく話す子ほど成績は伸びやすいです。高校受験を例に出しますと、中3の夏までずっと部活に打ち込んでいたのに、夏休み、秋を経ると急に成績が伸び始め、気が付いたら学年の上位者の中に名を連ねるほどになっていたという話を聞いたりしませんか?そして逆に、特に部活もしておらず、家で勉強していないわけではなかったのに、気が付いたらそういう部活ばっかりやっていた人たちに抜かれていく…という話もどっかで聞いたことありませんか?

どうして部活に打ち込んでいた子(特に運動部)程伸びやすいのでしょうか?

 

それはバカだったからです。…気を悪くしないでください。ここでの意味はいい意味でのバカです。例えば「野球バカ」「サッカーバカ」と呼ばれる人たちは本当にそれが好きで好きでたまらなく、他のことをあんまり考えない人たちのことですよね。この好きという感情は本当に大切なことで、それだけ真っ直ぐに物事に対して打ち込めるということになります。そしてそのように物事にまっすぐ向き合える素直な子は、勉強面に対しても素直に打ち込んでいくことが多いです。「野球バカ」であれば野球の強いところに行くために頑張り、「サッカーバカ」はサッカーの強豪校に行くために頑張るというように目的意識がハッキリしている分強い。そういう子は自分の目的を達成するために頑張ることができ、成績も伸びていきます。

 

また少し別な観点から見てみましょう。素直な子やよくしゃべる子というのは自分がわからないところを、「わからない」とはっきりとわからないと言ってくれます。そしてそれについて解説をして、またわからない・納得ができないところがあると「ここがよくわからない」というように言ってくれます。

しかし、少し内向的・口数の少ない子は、割と自分の分からないところを「わからない」とはっきり言えなかったりします。言えたとしても、解説を聞いてまたわからないことが出てきたら「(前の範囲だしここわかんないと思われたら嫌だな…)なんとなくわかった気がする」とごまかしてしまいます。特に中学生はこのような見栄を張る人が割と多いように感じられます。

これでは成績は伸びません。「なんとなくわかった気がする」「解説を見ればわかる」というのは一番危険です。もう一度やった時、また同じように解けないパターンが非常に多いのです。

 

素直・よくしゃべる子とそうでない子の成績の伸びにおける一番の大きな違いは「わからないことをわからないと言える」「見栄を張らない」ということです。

逆にここさえしっかりと言えれば、性格に関係なく成績は伸びていきます。

そして「わからない」という問題があった後の勉強法にもコツがあります。

それは次の記事で述べることにします。