成績を伸ばすための勉強法。次から次へと新しい問題を解くのはダメ?
前回の記事で「素直な子やよくしゃべる子のほうが成績が伸びる」という話をしました。
前回記事↓
その理由としては、そういった子の方がわからないことをわからないと言え、見栄を張らないという傾向が強いからです。逆に内向的な子や、あまり話さない子は、わからないところをわからないと言えなかったり、「なんとなくわかる」という一言で済ましてしまうことが多いからです。
では内気な子は勉強が出来ないから諦めろ、と言っているわけではありません。
しっかりとした勉強法を身に着ければ必ず成績は伸びていきます。
その勉強法について書いていきたいと思います。
新しい問題ばかりを見ない
例えば、図形についての練習問題を5問解いて、そのうち2問間違えました。ふんふん、解答読めばわかるなあ。次に応用問題を3問解いて1問間違えました。あー、なるほど、なんとなくわかった気がする。じゃあ次は一次関数やろう……
というように、どんどん新しい問題を解いていく勉強法は危険です。「解答を見てわかる」というのと「自分の力で解答を導ける」という力は全くの別物だからです。
次へ次へと新しい問題を解いていくと、また同じような問題で
「あぁ~、なんか見たことある問題だ…解いて間違えた記憶はあるけど、どう間違えたのか思い出せない」というようパターンに陥ります。
これを防ぐにはやはり復習
先ほどの例で例えてみます。図形の練習問題を解いてみて、間違えたならば解答を確認、解き方の手順や使っている公式などをしっかり覚える。そして応用問題を解いてもしまた間違えてしまったら、同じように解き方などをしっかり学ぶ。そして1次関数に入る前に、一度さっきの間違えた図形の練習問題、応用問題をしっかり自分の力で解けるか確認してみる。そして解けたら次に進む。
このように解いて復習を繰り返すことが最も大事です。
僕の塾の生徒の中には問題を解いて丸付けをしない、丸付けをしても解説を読まないということが一種の「クセ」になっている人が何人かいます。そういう生徒はやはり成績の伸びが悪いと感じます。そりゃあそうですよね。解説読まなければ、どうやって間違えたかわからないですし、同じ問題出されたらまたわからなくて躓いてしまいます。もし逆にしっかり復習をしていれば、その単元を得点源とすることができます。
大切なのは問題を解くことではありません。問題を解いて自分がどこを理解していないか把握し、穴を埋めることです。
「どこがわからないかわからない」
この現象を減らすことが最も大切なのです。